CARE
ポインセチアのお手入れ
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置き場所
日光を好む植物なので、日当たりのよい窓辺に置いてください。厳冬期は暖房が直接あたらない温かい場所へ置いてください。
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温度
生育温度は10~28℃が適正温度です。
10℃以下の環境になってしまうと、株の生育が止まり、下の葉が落ちやすくなりますのでご注意ください。
また、10℃以下の環境では水の吸い上げをしなくなるので、水やりを控えてください。 -
光
冬場は日の当たる暖かい場所においてください。(理想は光線豊富な南向きの窓辺など。)
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水やり
一般的に、ポインセチアをダメにしてしまう一番の理由は水のやりすぎです。
土の表面が乾いたら、たっぷり与えてください。夕方には受皿に水を残さないようにしましょう。
11月や12月であれば、置いてある環境にもよりますが4~7日水を与えなくて大丈夫です。 -
鑑賞期間が終わった後の管理
鑑賞期間が終わる時期は、環境によって人それぞれです。
早い時期では2月に終わる方もいらっしゃいますし、6月まで鑑賞できる場合もございます。
来年もお花を楽しみたい方は、2月、3月に終わった場合でも外に出さず暖かい場所で育ててください。
6~7月頃に花の一番てっぺんを5cmほど切り戻します。
8月下旬ごろに、下から2~3節ぐらいでもう一度切りますと完成です。(夏の管理は直射日光のあたらない涼しい場所に置いてください。)
また、ポインセチアは短日植物で、日が短くなったことを感じると赤くなり始めます。一般的には10月上旬に花芽分化をし、それから約60日後に真っ赤に色づきます。ずっと明るい室内に置いておくと、クリスマス頃に赤くなりません。
なので、9月上中旬、夕方5時ごろから朝8時までダンボール等で覆います。すると11月上中旬ごろには花を楽しめるでしょう。(自然咲きでも、12月中旬には赤いポインセチアを楽しめます。) -
植え替えの時期
7月頃に花の一番てっぺんを切り戻した時に、1~2回り大きな鉢に植え替えると良いでしょう。
その時に市販されている肥料を与えるとなお良いです。
Q&A
よくあるご質問
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お花がしおれてきました。何故でしょうか?
ポインセチアを枯れさせる原因で多いのが水のやりすぎです。(特に厳冬期)
ポインセチアは暑い乾燥地帯が原産の花ですので、寒い時期に水を与えすぎると枯れる原因になります。
鉢土が乾いたら水をやる程度で十分です。
置き場所のポイントは、10度以下になりにくいリビングなどの温かい部屋の窓際が好まれます。冬場の玄関などは10度以下になりやすい環境なので、控えてください。 -
葉が黄色くなって落ちます。何故でしょうか?
黄色くなって葉が落ちる場合、水のやりすぎか、乾きすぎが原因であると思われます。
水の状態を鉢の重さや、肉眼で確認してください。乾きすぎを防ぐため暖房の直接当たらない場所においてください。 -
肥料は何をあげればよいでしょうか?
購入した時期(冬から春にかけて)は肥料は必要ありません。
3月、4月に暖かくなって新芽が出始めてから、市販の肥料(液肥、固形肥料)を与えるようにしてください。 -
長持ちさせる方法はありますか?
水のやりすぎが、枯れる1番の原因です。2番目は温度と光です。
私たち生産者は、夜温15度以上のビニールハウスの中で育てています。それに近い環境であれば、3日に一回を目安に水やりをしてください。受け皿に水がたまらない程度で十分です。受け皿に水がたまった場合は捨ててください。
また、それよりも温度が低い環境、光があたりにくい環境の場合、水やりの頻度をさらに抑えてください。(10日に一回100cc程度) -
来年も色づかせるにはどうしたらよいですか?
そのままですと、順調に育てばちょうどクリスマスの時期に赤く色づきます。
それよりも少し早めたいのであれば9月の中旬ごろから3週間程、夕方5時~朝8時の時間にバケツや段ボール等をかぶせて日光を遮ることで、11月中旬頃にはお花に色がつきます。
※かぶせていることを忘れて1日中日光を遮ると、枯れますのでご注意ください。 -
購入後、一カ月ぐらいしたら緑の葉がでてきました。今年はもう赤くならないのでしょうか?
ポインセチアは短日植物なので、日があたる時間が短くなると冬が来たと感じ、花芽をつけます。逆に日があたる時間が長いと、夏がきたと感じて花芽をつけません。
ずっと明るい室内、(例えば夜遅くまで開いているお店など)においておくとお花が夏と勘違いし、花芽をつけません。